
桃介橋
長野県木曽郡
桃介橋(ももすけばし)は別名「桃の橋」と呼ばれる木曽川に架かる橋。
岩国の錦帯橋を連想させる重厚な石積みの橋脚と上部のスリムな主塔のデザインがかっこよく、それにトラスの木製補剛桁とあわせた橋全体がおしゃれなイメージを感じる。また、橋全体の大きさに迫力を感じながらも、周りの景観を損なわず、歴史を感じさせる風景を演出している。
※ただし、この橋は平成5年に南木曽町によって復元されたものです。
桁はトラスの木製補剛桁で、吊橋と斜張橋の両方を併せ持つ構造になっている。主塔からハンガーと桁を引っ張る斜張ケーブルの両方が確認できる。ちょっと面白いのは、両端の斜張ケーブルが桁ではなく、吊り橋用のアンカレイジにメインケーブルと一緒に留められていた。
主塔は、下部(橋脚)は石積みで、上部は鉄筋コンクリートになっていて、中央の主塔からは川辺へ降りられるように階段が設けられている。降りた先には、パットパットゴルフ(?)ができる芝生が広がっており、桃介橋を下から眺めることができる。
桃介橋は「日本の電力王」といわれる福澤 桃介が、読書発電所(大正12年完成)建設の資材運搬路として架けた橋で、橋の中央に資材運搬用のトロッコのレールが敷かれていたようで、今もその痕跡が分かるように復元してあった。
ちなみに、福澤桃介の似顔絵(!?)と思われるものが橋の中央本線側にあったが、見た瞬間に笑ってしまった!扱いも含めてこれでいいのか?南木曽町よ!まぁ、個人的にはこういうのは好きだが。実際の福澤桃介の写真は以下のページで見れる。
この日は桃介橋の近くにまだ鯉のぼりが飾られていた。(旧歴扱いで、6/5まで飾っているのかな?)桃介橋と鯉のぼりのツーショットをゲット!
長野県木曽郡南木曽町読書(よみかき)
( 大きな地図で見る)
コメントを送信