瀬田の唐橋
滋賀県大津市
瀬田の唐橋(からはし)は、滋賀県大津市の瀬田川に架かり、瀬田橋あるいは瀬田の長橋として多くの文学作品に登場し古くから有名な橋で日本三古橋の1つ。
同じ日本三古橋の1つ、京都府宇治市の「宇治橋」とよく似ている。近年、架け替えられてはいるが、風格を感じるその容姿は存在感十分である。
瀬田の唐橋は、古来、京の都と東国を結ぶ交通の要として「唐橋を制するものは天下を制する」とまでいわれていた。また、唐金擬宝珠(からがねぎぼし)の欄干をもつ美しい橋として歌に唄われ、近江八景の1つ「瀬田の夕照(せきしょう)」としても有名である。(瀬田唐橋架換記録より)
具体的には、672年の「壬申(じんしん)の乱」で近江朝廷軍(大友(おおとも)皇子が)、大海人(おおあま)皇子軍に“瀬田橋の戦い”に敗れる。とある。これだけ見ても1000年以上も前から存在していることがわかる。
また、瀬田の唐橋は現在、大橋と小橋に分かれているが、これは織田信長が架け替えてからといわれている。
滋賀県大津市瀬田1丁目
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